UnoMinのインドネシア生活

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バドゥイ村へ

インドネシアは知れば知るほどおもしろい国。
17,000以上の島からなる国土。世界第4位の人口は様々な民族から成り
言葉、文化、習慣、宗教もそれぞれ多種多様。

西ジャワバンテン州の山間部に住む少数民族、バドゥイ族ってご存知ですか?

15世紀、イスラム教が浸透してきたこの土地でイスラム教徒になることを拒み
孤立する道を選んだバドゥイ族は当時のままの生活スタイルを維持しています。
お金を使うことも、車に乗ることも、電気を使うこともせず
近代文明を取り入れない、原始的生活を今でも送っています。

ジャカルタから車で西へ約3時間行ったところにあるバドゥイ村
この村に先日主人Tが1泊2日で行って来ました*。
彼からのレポートと写真をご紹介したいと思います。

これがバドゥイ村の集落
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バドゥイにはInner Baduy(内バドゥイ)とOuter Baduy(外バドゥイ)があって
外バドゥイは外との接触が少しはあるものの、
内バドゥイの人たちは完全に鎖国状態で伝統的な生活を厳格に守っている。
これは外バドゥイの集落で、主人Tたちグループがホームステイしたのも外バドゥイ。
内バドゥイは奥深くにあって、見えない。

まるで日本の時代劇を見ているかのような村の風景。
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家事をする母、そして子供たち。
黒装束の外バトゥイと言われるように、男性も女性も常に黒っぽい洋服を身にまとい
バティックも基本的にこの濃青色でこの柄のものを身に着けている。
電気はない。でも外バドゥイの人たちはサンダルは履いても大丈夫。
逆に内バドゥイの人たちは白装束。男性は白いターバンに白いシャツ
濃紺のサロンを巻いている。内バドゥイの女性は…不明。
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この時期ちょうど米の脱穀をする祭りのようなものをやっていたようで
トントンと脱穀する音が夜通し聞こえたそう。
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橋にも文明の利器を使わない。完全に自然のものだけを使って作られている。
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徳島、祖谷にある”かずら橋”もびっくりの、木の蔦で出来た橋。
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主人Tたちはラッキーなことに、内バドゥイの人たちと会えてお話しする機会があったそう。
内バドゥイの人たちの写真はここでは掲載できませんが
これだけはいいかな…
彼らの足。ロードオブサリングス(指輪物語)のホビット族、本物版、現代版です!
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肉厚の大きな足。
車やバスに乗ることはもちろん、靴やサンダルを履くことを許されていない内バドゥイのひとたち
ジャカルタに行商に行くときは、この足で3日間かけて歩きます。
行商では内バドゥイで作られたはちみつやイカットなどを売り、
これで得た収入で不作だった時に米を買う為のお金を貯えているのだそう。

イスラム教徒でもない、ヒンズー教徒でもなく仏教徒でもない、
独自のアミニズムを信仰する彼らは21世紀の物質文明の真隣で
ひっそりと独自の生活スタイルを守り続けている。

こういうウルルン体験、インドネシアでは他でもたくさん出来るんだろうな。
素晴らしいですよね!



*バドゥイ村には専門のガイドさんの案内がないと行くことが出来ません。

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by unomin | 2011-04-06 00:34 | インドネシア国内旅行