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UnoMinのインドネシア生活

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スラウェシ島 マナド旅行 Part2

さて、前回のマナド旅行の続きを。

マナド ブナケン島できれいな海を堪能した私たち。
滞在3日目のこの日、マナド旅行ハイライトの1つ、タンココ国立公園へ行くことに。

タンココ国立公園 (Tangkoko Nature Reserve)。
マナドから東に車で約2時間のところに位置するこの国立公園は
手付かずの原生林で覆われていて、スラウェシ島特有の野生動物が生息していることで有名。

スラウェシ島は動物生態系の境界線、ウォレス境界線のすぐ東に位置していて
オセアニア(オーストラリア)の動物生態系とアジアの動物生態系が混在している。
イコール
オーストラリアでしか見られない(と思っていた)有袋類も生息している。
境界線の西に位置するのはお隣、ボルネオ島。こちらは完全にアジアの動物生態系。

さぁコモドドラゴンに続く、珍獣ツアー。
今回は”獣”ではなかったけれど、ウォーキングサファリ感覚をまた味わってきました。

案内所で入園料を支払い、レンジャー(ガイド)さんを依頼すると
ちょっとぽっちゃり系の”エプソン"さんに決定。(エプソンさんって…本名かどうかは謎)

原生林を歩くということで長袖長ズボンのハイキング装備で行った私たち。
なのにエプソンさんは7分丈のズボンに、裸足でCrocksのサンダル履きで現われた!(驚)

原生林の中を進む私たち。
スラウェシ島 マナド旅行 Part2_f0159179_1517287.jpg

雨季だということもあり、原生林の中はすごい湿気。
主人Tのメガネが一瞬にして曇ってしまうほど。長袖長ズボンで歩いているので
暑いし、天然の森林ミストバスの中にいるよう。

アフリカで見た、バオバブのような木があったり
根っ子が幹の太さくらいある不思議な形の木があったりで面白い。
(雨季はいいけれど乾季は雨が降らないので、地中深くから水分を摂る必要があるのだろう。)

さて私たちのガイド、エプソンさん。15分ぐらい歩いたところで動きが変わる。
獲物を捕らえる狩人のようになった。
五感全てを使って獲物を見つけている感じ。視力が恐ろしく良いらしい。聴力も。
動きも更に敏捷になって、ついていくのがやっとの私たち。

エプソンさんが狩人モードになってから10分。
いました!
「マカク猿・マカクニグラ(黒マカク猿)」の夫婦。
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私たちが近づくと逃げてしまう&原生林の中は暗かったので写真が上手く撮れなかった。
どこかマントヒヒのようでもあり、どこかニホンザルのようでもあり
とてもキュートなマカク猿。
エプソンさん曰く、私たちの行った夕方4時ごろはちょうど寝床に入る時間のようで
この後も木の上で休むたくさんのマカク猿を見た。

そしてまたしばらく歩くこと20分。
タンココ国立公園のアイドル、タルシウスに出会えました。
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夜行性というタルシウス。
私たちの訪れた夕方の時間帯はまだ木の中の巣で休んでいるところ。(すみません、邪魔して)
私たちがこんなに近づいても怖がらずに、人馴れしている感じでした。

本当に小さなタルシウス。これが猿だなんて。
「ふっ」
と気を抜くと、ネズミに見えてくるタルシウス。ほら、しっぽとか…
頭がこのモードになってくると、ちょっぴり鳥肌が立ってくる私。
なので観察中は頭の中で「これは猿 これは猿」と唱えてしまった。
ちょっぴり鳥肌立っちゃったけれど、つぶらな瞳に免じて許そう。(って何を?)

タルシウスとマカク猿を見てすっかり満足した私たち。
日も暮れてきたし帰路についていたら、最後の最後でまたしても大物、
クスクスに出会えました。
一瞬だったので写真を撮れなかったのだけれど
このクスクス、コアラやカンガルーと同様の有袋類。
見かけはコアラとウォンバットを足して2で割ったような感じでしょうか。

珍動物に出会え、原生林をハイキングできて大満足な私たち。
夜はドライバーさんに”マナドいち美味しい”
というシーフードレストランに連れていってもらいました。

水槽があってこのシーフードをどれくらい&どう料理する…
とオーダーする、アジアでよくあるタイプのシーフードレストラン。
ピリッと辛くてすっきりした味わいのマナド料理。
結構好みでジャカルタでもたまにマナド料理店に行くのだけれど
本場はやっぱり違う!魚の鮮度が違う!

これは一押しのシャコ。白い身はもちろん、オレンジ色の卵は
魚卵好きの私にとってはたまらない。
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マナド料理で必ずオーダーするスープ、クア アサム/Kuah Asam。
このスープ用の魚はスズキ(グルーパー)を選んだ。
期待以上に美味しい。
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これは何だか正確には分からないけれど、エボダイのような味。
イカンバカール(魚グリル)にして大正解だった懐かしの日本の味。
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この他に2皿頼んで、飲み物込みで一人1000円也。 (ってありえない安さ!)
この時所持金がが少なめだったのでオーダーできなかったロブスター。
今思えば食べておけばよかった。。

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美しすぎる海、野生動物、マナドの大自然を満喫したエコツアー。
心身ともに癒されてきました。
インドネシアは本当に旅行し甲斐のある国。自然が本当に美しい国です。

さて、次はどこに行こうかな。
やっぱりカリマンタン(ボルネオ)かな?
by unomin | 2010-01-21 17:27 | インドネシア国内旅行