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UnoMinのインドネシア生活

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癒しの旅 プンチャック 2

前回からの続きを。

太陽の暖かな日差しの下で朝食をとり
胸をときめかせながら、登頂口へと向かった私たち5人。
「…」
するとだんだん雲行きが怪しくなってきている…
やっぱり雨季のハイキングは無謀だった?

でもここまで来て引き返すわけにもいかない私たちは
とりあえず(すでに)小雨のぱらつく中をハイキングし始める。

グデ山パンランゴ国立公園。インドネシアで初の国立公園。
この辺りの平均気温は年間を通じて20度前後らしく、
涼しくてマイナスイオンたっぷりな感じでとても気持ちがいい。

2958メートルのグデ山、3000メートル級の山。
雨季のこの時期だし、今回は登頂を目指すのではなく(この時期は不可)
片道1時間ほどのところにある滝までハイキングする事に。

国立公園らしく、きれいに整備されていて
とても歩きやすく、インドネシアだしもう少しWildな感じ?
と想像していた私は少しだけ拍子抜け。
でも雨の中のハイキングだったので助かりました。

上を見上げると青々とした木々の葉、
頭上に暖簾のように垂れ下がる蔦
シーズンではないから花は咲いていないけれど
元気に育っている様々な種類の蘭
どこからともなく聞こえる鳥の声
そして色鮮やかな蝶
五感で熱帯の山を歩いているのを感じられる。

次第に雨は強くなっていって、雨季らしくほぼ土砂降り状態に。
ウィンドブレーカーのようなレインコートしか持参しなかった私は
全身ほぼびしょ濡れになってしまった。。
(山を甘く見ていた…寒かったし、厚手のGoreTex上着が必要でした。)

滝に近づいた頃、
辺りは急に明るくなってこんなに気持ちの良いオープンスペースが。
癒しの旅 プンチャック 2_f0159179_0543353.jpg













雨上がりで霧が煙のように立ち込めて山の上層部分を覆っている
椰子の木と、鬱蒼と茂る太くて元気の良い草木たちで一面みどりなこの景色。
空気中の水分が飽和して水蒸気が地面から上がってくる、そのしっとりとした空気
南国の山をハイキングしている感は何とも言えずいい。

そして近くで水の音が聞こえてきた、と思ったら山道の脇を清流(!)が流れている。
「インドネシアの川と言えば茶色く濁っている…」
という印象しかなかったのに、ここは違う、透き通っている!!

癒しの旅 プンチャック 2_f0159179_0453234.jpg



























そしてここからすぐのところにある滝はこんな感じ。

癒しの旅 プンチャック 2_f0159179_0473094.jpg













雨季で水量が多いのか、滝と言うよりも瀑布?思ってしまった私。
ゴーゴーとすごい音をたてていて
修学旅行生らしきインドネシアの学生たちがはしゃいでいる。

山水なので冷たい、風に乗って降りかかってくるこの水しぶきが氷のように冷たい。
久しぶりの”寒さ”を感じながら、この滝をただ呆然と見ていたら
イタリア人&カナダ人の友人たちが滝に打たれ楽しんでいる。。
雨に濡れて身体が冷えているところに
どうして更にあんなに冷たい水を浴びられるのか…
と白人の皮膚構造の違いなのか、我慢強さの問題なのか
永遠に謎な疑問を考えながら、ただただ寒さに震えていた私。

久々に大自然にどっぷりとつかって心身ともに癒された私。
インドネシアは海だけじゃない、山もある。
インドネシアの自然は、
その楽しみ方は、本当に奥が深い。
そう感じたとても楽しい&Refreshingな週末でした。

山登りの後はガイドブック、Loney Planetに
プンチャックに行ったらMust!と書かれていた
ティープランテーションが眺められるレストラン*に行き
1週間くらい何も食べていなかったのでは?
と周りにそう思われても仕方がないほど、
5人でガツガツ、たくさん食べ
その美味しさと安さに更にまたすっかりいい気分になって
ジャカルタへと帰って行ったのでした。
乾季になったらまた行きたいなぁ、プンチャック。

*Restaurant Rindu Alam
Puncak Bogor Jawa Barat
Tel: 0263-512624

by unomin | 2009-03-04 00:59 | インドネシア国内旅行