前回の続きを…
初日、トラジャのミステリアスな文化にたくさん触れた私たち。
2日目はトラジャの雄大な自然を楽しむことになります。
トラジャ、町の中心ランテパオから北上し、朝一番で訪れたのがここ、パラワ。
棚田の広がる大自然の中にあって、
トラジャの舟形高床式家屋トコナンの保存状態がとてもいいことで知られている場所。
赤(朱)、黄、黒、3色のトラジャ カラーの装飾。
赤は力、黄は富、そして黒はお葬式を意味していて、
トラジャのものは大抵どれもこの色合いで出来ている。
ここパラワのお土産屋さんでのんびり買い物をしたのち、
美しい棚田を見下ろしながら更に山を登っていく私たちの車。
そして辿り着いたのが崖淵に立つカフェ、ティニンバヨ。
このカフェからこんな景色を眺めることが出来ました。
スケールの大きなトラジャの自然を眺め、トラジャコーヒーを頂きながらのんびり休息。
前日の慌ただしく目まぐるしい観光に比べたら、この日はとにかくゆったり。
きれいな空気と美しい景色で身体をリチャージ。
1時間くらいカフェでゆっくりして車に戻り、更に山を登っていくと
今度はこんな景色。
青い空、迫力のある雲、山々と棚田の美しい緑色。
一緒に旅行したちょっとクールなフランス人Sは「今までインドネシアの景色で感動したことは一度もない」
なんて言っていたけれど、この景色にはさすがに「so beautiful!」を連発していました。
車は更に登ってハイキングの起点になるバトゥトゥモガ村/Batutumongaに到着。
ここのレストラン、メンティロティク/Mentirotikuで遅めのランチを頂く。
今回もガッツリお肉系のランチ。
トラジャに来てからというものほぼ毎食、豚料理を食べている。。
ランチを楽しんだ後はハイキング開始!
「待っていました!」
これがトラジャで一番楽しみにしていたアトラクション。
こんなゴージャスな景色からハイキングはスタートします。
先導してくれるガイドパオロさん。
農作業をする男性。
トラジャにたくさんいる水牛は、主に農作業を手伝っています。
パオロさん曰く、
「最近日本から強力な水牛がやってきているから、トラジャの水牛はあまり働かなくていいんだよ。」とのこと。
それはどういうことかと言うと、
「日本からの農業用トラクターのおかげで、水牛は楽させてもらっている。」という意味。
なのでトラジャの水牛たちは、みな親日家らしいです。
遠くに見える建物は教会。
水牛、棚田、教会が面白い絵。トラジャならでは。
1時間程歩くと、村が見えてきた。
大きな声で挨拶してくれた村の女の子たち。いい笑顔。
この村を通り過ぎた後、30分くらい歩いたところに運転手さんが待っていてくれた。
日も暮れてきたので今日の観光はここでおしまい。
ホテルのある、ランテパオの町に戻るともう午後6時になっていた。
さぁそろそろディナーの時間。
前日ホテルで食べた夕食があまり美味しくなかったのでこの日は町に出てみることに。
パオロさんおススメのレストラン「Cafe Aras」でディナー。
これはトラジャ名物、竹筒にお肉と野菜、ココナッツミルクを混ぜて蒸し焼きにした「パピオン」。
調理に時間がかかるので、事前にパオロさんが電話で注文しておいてくれた。
水牛、豚、そして鶏肉のパピオンをオーダー。白米と一緒に頂きます。
またがっつりとお肉を食べてしまいました。そのおともには友人Sが持ってきてくれたシャンパン。
「あーなんて幸せな1日!」
これでのんびりゆっくりトラジャの大自然に触れた1日が終わった。
心地よい疲労感と、美しい自然に触れた後の爽快感が身体に残っていた。
雨季で、しかも標高が高くて雨が多いこの地域で、
天気が1日もってくれたのは本当に幸運だった。
2日間トラジャを案内してくれたガイドのパオロさん、運転手さん、ありがとうございました。
パオロさんは説明がとても分かり易く、私たちの要望をしっかり汲み取ってくれ
さらにペースも合わせてくれて、とても良いガイドさんでした。
トラジャを心から愛しているのが何よりも良いガイドさんの証拠でした。
運転手さんもとても優しい方でした。
パオロさんの了承を得たので、コンタクト先をこちらに記します。
Mr. Paulus
+62-813-4394-9322
paulus_bangngadatu@yahoo.com
さて、次の日は大みそか。
トラジャ最終日のこの日はガイドさんなしで自力で観光。
そして、夜は主人Tが仕事を通じて知り合ったトラジャ人の友人宅にお邪魔し
トラジャの方たちの生活を実際拝見することになります。
そのお話は次回、トラジャ旅行記最終回でご紹介しますね。