UnoMinのインドネシア生活

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秘境 タナトラジャへの旅 友人宅訪問編

4回にわたってお伝えするタナトラジャの旅日記も今回が最終回です。

3日目、最終日のこの日はまず、地元のマーケット見学からスタートします。
大みそかだったこの日
トラジャの中心町ランテパオで6日に1度開催される水牛マーケットがある日。
1か月前にトラジャを旅行したジャカルタの友人に、
「水牛マーケットには行った方がいいよ」とおススメされていた。

ホテルの送迎シャトルバスに乗ってマーケットまで行く。
…でも…
前日夜に降った雨で地場がこんなにぬかるんでいる。。(写真手前)
これでは水牛舎のあちら側にある水牛マーケットまでたどり着けない。。
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「今黒いビニールの長靴が欲しい!」
って思ったけれどそんな便利なものがあるはずもなく、水牛マーケットは泣く泣く断念。

でもこちらの豚マーケットは見られました。
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年末の買出しに来ているおじさま(写真左)がいて豚を10匹オーダー。
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すると「ハイまいど!」とスタッフのお兄さんたちが3,4人がかりで豚を捕まえ始める。
必死に抵抗する豚。
まずは豚のボディーを足を使って抑え込み、豚の手足を素早くひもで縛る。
縛られてしまった豚は抵抗してもなされるがまま。
バイヤーであるおじさんのトラックに乗せられて旅立っていった。

結構危ない仕事なのかな、、スタッフの方たちの顔や身体に傷が目立っていた。
そして、
前々日のお葬式セレモニーの時と同様、豚の悲痛な鳴き声をまた聞いてしまった。。
しばらく豚は食べられなそう。。ってこの時思った。

その後は水牛マーケットのすぐ傍にある地元のマーケットを見学。
食料品から衣類、日用品が揃うインドネシアどこでも見られるような典型的なマーケットだった。

宿泊しているトラジャヘリテージホテルで
「このボルのマーケットの近くに
日本に輸出するクオリティーのトラジャコーヒーを作っている会社がある」
という情報を仕入れた私たち。

これは行かないとでしょう!ということになって、マーケットから歩きました。
20分くらい歩くと会社に到着!
美味しいコーヒーが買えると胸躍る。
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「ピンポーン♪」
…反応なし。
「ピンポーン♪♪」
…またしても反応なし。
って当たり前でした。この日は大みそか。会社がやっているはずもありません(汗)。
確かに会社の玄関の窓ガラスには
日本の某有名ブランドの商品写真が飾られている。。ちょっと悔しい。

傷心の私たちはベモ(乗合バス)に乗って町中に戻りお土産を買った後
昨晩行ったCafe Arasでランチ。
またゆっくーりランチをして、ホテルに戻り、夜に備えることにしました。

さて午後6時半。
主人Tの友人Lさんの運転手さんがホテルで私たちをピックアップしてくれます。
車に乗り込んだ私たち。
「トラジャ人の人たちはどんな生活をしているのだろう。」
畦道のような細い道をすごいスピードで走る日産車の中で
「大みそかだし、忙しいだろうな。。迷惑じゃないかな。大丈夫かな。。」
なんて考えていた。

ホテルから45分ほどして辿り着いた、
ランテパオから奥深くに入ったところにあるLさんのお宅。

敷地内ではトラジャで大みそか恒例のキャノンと呼ばれる花火
(竹筒に火薬を入れて爆発させる)← 先進国だったら安全基準を絶対通らない
がパンパン大きな音を立てている。

快く迎え入れてくれるLさんとお母さん、そしてご家族、親せきの方たち。

事前に主人Tから聞いていた情報によると…
彼女の家は代々貴族の家柄で、初日に見に行った王家の墓は
実は彼女、Lさんが「ご先祖様が眠るところだから」と言って
見に行くと良いといっておススメしてくれた場所。

相当豪華な家に住んでいるんだろうな、と思っていたら意外にも簡素なお宅で、
「これが典型的なトラジャ人の家なのよ」と話してくれた。
こちらはリビングルーム甥っ子さんが寝転がりながら遊んでいる。
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(寝室ではなく、リビング兼ダイニングルームなので許可を得て撮影)

窓の上の隙間から入る風で空気が循環するように作られているみたい。
インドネシアとは思えないほど、涼しい。私には寒いくらいだった。

こちらがご馳走になったトラジャ料理。
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竹筒でお肉とお野菜をココナッツミルクで蒸し焼きにしたパピオンもある(右上)。
実はこれ、使用人の男性が作ってくれたものらしいのだけれど、
彼はとにかくこのパピオンを上手に作るので、毎日毎日20年間
ひたすらパピオンをこの家族の為に作り続けているらしい。他の仕事は一切せずに。。
確かに…
Lさん家のパピオンは滞在中4回食べた中でダントツ1番美味しかったです。
でも豚だったみたい。。
朝のマーケットでたてた誓いを、同じ日にやぶってしまった。。

さて、もう一つ…
Lさん宅を訪れる前の主人T情報があります。それは…

実はLさんのお父様は昨年8月に亡くなっていて、
ご遺体はまだご自宅にいらっしゃるとのこと。
上のお部屋写真の左奥に1部屋ベットルームがあって、そちらに大きな棺がありました。

この日大みそかだったこともあって、訪れる方たちが多かったのだけれど
その何人かはまず、こちらのお部屋に入って、棺にある扉を開いて中の様子を見ていたり
話しかけたりしていた。
もちろん、臭いとかは一切なし。

トラジャは不思議な文化がたくさんで、
Lさん、そしてLさんのお母様を質問攻めにしてしまった私たち。
また新たなトラジャの文化を勉強しました。こちらにご紹介します。

・お葬式をするまでは故人はまだ生きていると信じられている。
 なので自宅にいても不思議ではないし、話しかけるし、ご飯も毎食運ぶ。
・但し、お葬式が終わるまで服装は基本的には黒か白のみを着用。
・故人の配偶者は故人を見守る為に葬式が終わるまでは
 家の敷地内から一歩も外を出てはいけない。 買い物もいけない。
・お葬式までは家を開放し、村の若者たち(男性)に食事をふるまう。
 確かにこの夜も後から若い男の子たちがたくさんやってきて、ここでご飯をたべていた。
 でもこの日は私たちが一番客だったらしく、私たちが最初にお食事をした。
・私たちのことをジャパニーズ、もしくはオラン ジパン(インドネシア語で日本人の意)とは言わずに
 「ニッポン」と呼ぶ。戦時中最初に読んだ呼び方を今でも変えていない。
 そして面白かったのが友人のフランス人をオラン ブランダ(インドネシア語でオランダ人の意)
 と呼んでいたこと。白人はみんなオラン ブランダ(オランダ人)と呼ぶのだとか。
・私たちにとって未だミステリーなのはアルビノ水牛。
 持っていますか?と聞いたらやっぱり。。Lさん所有していましたアルビノ水牛。
 しかも市場価格は600万円だとか!
 ついこの間Lさんのアルビノ水牛を500万円で欲しいと言う人が現れたのだけれど
 「売らなかった。。これは父の為に取ってあるの。」との事。
 皮膚の色合いや斑点の雰囲気で
 Lさんのアルビノはトラジャの人からとってみるとほぼ完璧で憧憬の的。
 購入した時は90万円ほどだったらしいのだけれど、土地が上昇するように、
 その価値も上がっていくのだとか。そしてこのアルビノ水牛1匹で大きな土地が買えるのだとか。
 でも話をしていて、このアルビノの価格はトラジャだけで回っているものだということが分かってきた。

白熱していくキャノンの花火
居住スペースのすぐ真隣にあるトコナンから聞こえる音楽と男性たちの笑い声
大みそか、そして数時間後のニューイヤーを皆で盛大にお祝いしていた。
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帰り際、お礼とお別れを言った時
Lさんのお母さんに
「トラジャでは来客が来るとその家には幸運が舞い降りるって信じられているの
だからどうもありがとう。」
って言ってもらい、ホロっとなりそうになってしまった。
本当に温かい人たち。
大みそかに訪れて、何となく申し訳なさそうにしている私たちに、こんなに優しいお言葉。
「ありがとうございました。」

ホテルに戻ると新年まで残すところあと1時間半になっていた。
シャワーを浴びてベランダの外から見られる花火を観賞。このニューイヤー花火はジャカルタと一緒。
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次の日、元日は8時間かけてマカッサル空港まで戻り
無事、ジャカルタに戻ってきました。
家に戻ってまずやったこと、それはお清め。
日本人すぎますでしょうか私、、。トラジャでの全ての体験がスピリチュアルだったので
家に入る前に塩でお清めしてしまいました。

久々の”ウルルン”旅行になったタナトラジャ旅行。
アクセスが不便だからと今まで行くチャンスがなかったけれど
今回思いきって行ってみて本当に良かった。
同じインドネシア国内にいながらこんなにもエキゾチックな雰囲気を味わえるなんて
インドネシアって広いなぁ。面白いなぁ。と改めて思った。
400もの違った民族が生活しているインドネシア。
私たち日本人がそのおおらかな国民性に学ぶところは多いと思う。
そう再認識した旅でもありました。

長い旅行記、ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
感謝致します。 m(_ _)m
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by unomin | 2013-01-20 13:19 | インドネシア国内旅行 | Comments(0)

秘境 タナトラジャへの旅 トラジャの大自然編

前回の続きを…

初日、トラジャのミステリアスな文化にたくさん触れた私たち。
2日目はトラジャの雄大な自然を楽しむことになります。

トラジャ、町の中心ランテパオから北上し、朝一番で訪れたのがここ、パラワ。
棚田の広がる大自然の中にあって、
トラジャの舟形高床式家屋トコナンの保存状態がとてもいいことで知られている場所。
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赤(朱)、黄、黒、3色のトラジャ カラーの装飾。
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赤は力、黄は富、そして黒はお葬式を意味していて、
トラジャのものは大抵どれもこの色合いで出来ている。

ここパラワのお土産屋さんでのんびり買い物をしたのち、
美しい棚田を見下ろしながら更に山を登っていく私たちの車。

そして辿り着いたのが崖淵に立つカフェ、ティニンバヨ。
このカフェからこんな景色を眺めることが出来ました。
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スケールの大きなトラジャの自然を眺め、トラジャコーヒーを頂きながらのんびり休息。
前日の慌ただしく目まぐるしい観光に比べたら、この日はとにかくゆったり。
きれいな空気と美しい景色で身体をリチャージ。

1時間くらいカフェでゆっくりして車に戻り、更に山を登っていくと
今度はこんな景色。
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青い空、迫力のある雲、山々と棚田の美しい緑色。
一緒に旅行したちょっとクールなフランス人Sは「今までインドネシアの景色で感動したことは一度もない」
なんて言っていたけれど、この景色にはさすがに「so beautiful!」を連発していました。

車は更に登ってハイキングの起点になるバトゥトゥモガ村/Batutumongaに到着。
ここのレストラン、メンティロティク/Mentirotikuで遅めのランチを頂く。
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今回もガッツリお肉系のランチ。
トラジャに来てからというものほぼ毎食、豚料理を食べている。。

ランチを楽しんだ後はハイキング開始!
「待っていました!」
これがトラジャで一番楽しみにしていたアトラクション。

こんなゴージャスな景色からハイキングはスタートします。
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先導してくれるガイドパオロさん。
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農作業をする男性。
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トラジャにたくさんいる水牛は、主に農作業を手伝っています。
パオロさん曰く、
「最近日本から強力な水牛がやってきているから、トラジャの水牛はあまり働かなくていいんだよ。」とのこと。
それはどういうことかと言うと、
「日本からの農業用トラクターのおかげで、水牛は楽させてもらっている。」という意味。
なのでトラジャの水牛たちは、みな親日家らしいです。

遠くに見える建物は教会。
水牛、棚田、教会が面白い絵。トラジャならでは。
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1時間程歩くと、村が見えてきた。
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大きな声で挨拶してくれた村の女の子たち。いい笑顔。
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この村を通り過ぎた後、30分くらい歩いたところに運転手さんが待っていてくれた。
日も暮れてきたので今日の観光はここでおしまい。
ホテルのある、ランテパオの町に戻るともう午後6時になっていた。

さぁそろそろディナーの時間。
前日ホテルで食べた夕食があまり美味しくなかったのでこの日は町に出てみることに。
パオロさんおススメのレストラン「Cafe Aras」でディナー。
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これはトラジャ名物、竹筒にお肉と野菜、ココナッツミルクを混ぜて蒸し焼きにした「パピオン」。
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調理に時間がかかるので、事前にパオロさんが電話で注文しておいてくれた。
水牛、豚、そして鶏肉のパピオンをオーダー。白米と一緒に頂きます。
またがっつりとお肉を食べてしまいました。そのおともには友人Sが持ってきてくれたシャンパン。
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「あーなんて幸せな1日!」

これでのんびりゆっくりトラジャの大自然に触れた1日が終わった。
心地よい疲労感と、美しい自然に触れた後の爽快感が身体に残っていた。
雨季で、しかも標高が高くて雨が多いこの地域で、
天気が1日もってくれたのは本当に幸運だった。

2日間トラジャを案内してくれたガイドのパオロさん、運転手さん、ありがとうございました。
パオロさんは説明がとても分かり易く、私たちの要望をしっかり汲み取ってくれ
さらにペースも合わせてくれて、とても良いガイドさんでした。
トラジャを心から愛しているのが何よりも良いガイドさんの証拠でした。
運転手さんもとても優しい方でした。
パオロさんの了承を得たので、コンタクト先をこちらに記します。
Mr. Paulus
+62-813-4394-9322
paulus_bangngadatu@yahoo.com

さて、次の日は大みそか。
トラジャ最終日のこの日はガイドさんなしで自力で観光。
そして、夜は主人Tが仕事を通じて知り合ったトラジャ人の友人宅にお邪魔し
トラジャの方たちの生活を実際拝見することになります。
そのお話は次回、トラジャ旅行記最終回でご紹介しますね。
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by unomin | 2013-01-10 22:50 | Comments(2)

秘境 タナトラジャへの旅 観光編

前回の続きを…

お葬式を見学させてもらった後もまだまだトラジャの不思議体験は続きます。
次に私たちが向かったのがここ、Suaya/スアヤ。
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岩壁の墓場で岩の表面を削り、ベランダのようになっていて
ここに埋葬されている方の木彫り彫像タウタウが並べられている。

ガイドのパオロさん曰く、
このスアヤは特別な場所で王家、貴族の墓地なのだとか。

この高さまで上って岩を削り、このベランダ風の窓を作り
更にベランダの奥に棺を安置する場所を作り&削り
更にタオタオも立派なものを作る。。
こんなことができる余裕があるのは上流階級だけなのだそう。
右側の大きなベランダのタオタオは王族のものだそう。

この木彫り像が怖くて、凝視できなかった私。
この日夜中、お手洗いに行きたくて目を覚ましたのだけれど
この木彫り像の残像が頭に残っていて、怖くて怖くて。。
結局お手洗い行きを我慢してしまいました。

そしてこれはロンダという場所にある鍾乳洞にある墓穴。
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昔トラジャの村々が他の民族から襲撃を受け、その時に亡くなった多くの人たちが埋葬されている。
撮った写真がどれも刺激的なので。。これだけにしておきます。

そしてこれが乳児が埋葬されているリアン・ピア。
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6ヶ月未満で亡くなってしまった赤ちゃんが立ったままの状態で木の中に埋葬され
表面が藁で覆われている。
この木の樹脂は白濁していてミルクのようなので
お墓の中でもミルクが飲めてお腹がすかないように
まだ歩くことのできない子供が天国にたどり着けるように
という思いをこめて木の中に埋葬するのだとか。
でもこの伝統はパオロさんの知る限り、17年前を最後に今では行われていないとの事。
その理由は昨今キリスト教に改宗したトラジャ人が多いこと
(キリスト教に改宗しても、前編ご紹介したお葬式セレモニーは引き続き行われている。)
村に診療所が出来て、乳児の死亡率が劇的に低下したこと、だそうです。
パオロさん曰く、
埋葬後数年してこの藁を開けてみると、木皮が再生していて木しか見えなくなっているのだとか。
赤ちゃんは木に守られて眠っているのですね。

そして最後に訪れたのがお葬式セレモニーの一環で行われる、バッファローファイティング。
これを見ないとお葬式セレモニー見学は完結しないのだとか。
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勇猛な水牛たちの戦いにはお金が賭けられているようで、
観客たちは独特な掛け声をかけて水牛を鼓舞。
その観客たちの興奮と熱気に圧倒されてしまった。

夜中じゅう飛行機と車で移動し、そのまま朝から夕方までトラジャ観光。
しかもかなり濃い内容の観光をすべてこなし、
トラジャの不思議にたくさん触れて
心がどこかに浮遊しているような感覚のまま、長い一日が終わった。

ホテルに戻ったときは心から嬉しかった。(涙)
今回私たちが宿泊したのはここでした。Toraja Heritage Hotel。
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大きな敷地面積を持つ大型ホテル。元々はNovotelだったそう。
大自然の中にぽつんと、しかも丘の上に立っていて見晴らしは最高。
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こちらはスーペリアルームが入っている伝統家屋トンコナン。とても美しい。
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Trip Adviserで事前に調べたところ、昔はとてもいいホテルだったけれど、
今はマネージメントがいまいち、
メンテナンスが必要…等々評価が高くなかったのだけれど
年末のこの時期で空室のあるホテルがここしかなかった。

でもこのホテルにして正解!
私たちも、一緒に旅行した友人カップルも大満足。
江戸っ子の私はシャワーの熱いお湯量が少なかったのが少し残念だったけれど
それ以外は価格的にとてもリーズナブルで清潔で
広くて開放感があり、バルコニーからの眺めが素敵で
紹介してもらったツアーガイドのパオロさん、運転手さんがとても優しくて親切で…
といいことばかり。

でも、チェックアウト時にクレジットカードの機械が故障していて、現金で払うことに。
お金をかき集めて何とか間に合ったから良かったけれど
お陰で所持金が夫婦合わせて20円。
友達の所持金も100円とさみしいことになってしまいました。
3日前から壊れていたらしいので、事前に教えてもらえたら嬉しかったなと思いました。

さて、次日のタナトラジャ2日目はトラジャの美しい自然に触れることになります。
これはまた次回ご紹介しますね。

Toraja Heritage Hotel
Jl. Kete Kesu P.O.Box 80
Rantepao Tana Toraja
South Sulawesi Indonesia
Tel : 62 423 21 192

スーペリアルーム  Rp512,000 / 泊 朝食込み
スタンダードルーム Rp460,000 / 泊 朝食込み (2012年12月末)
(このレートはもしかしたらローカルレート(外国人でもインドネシア在住VISA保持者用)かもしれません。。)
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by unomin | 2013-01-07 13:38 | インドネシア国内旅行 | Comments(0)

秘境 タナトラジャへの旅 セレモニー編

年末年始の週末を利用してインドネシア スラウェシ島にある
秘境タナトラジャに行ってきました。
「トラジャコーヒー」を聞いたことある方も多いのではないでしょうか?
そのコーヒー豆はこの地域で栽培されています。

ここに暮らすトラジャ人は独特な死生観を持っていて
これにかかわる風習や生活習慣、そのユニークさでは
ダントツ世界一なのではないかと思います。
実際訪れて、それを自分の目で確かめて
タナトラジャの”不思議”を思う存分体験、と同時に雄大な自然も堪能してきました。

一昔前まではバリに次いでインドネシアで第二の観光地だったというタナトラジャ。
それだけ「見ておいた方がいい」場所なのだけれど
スラウェシ島マカッサルにある空港から車で8時間もかかるアクセスの悪さから
行かれない&どうしても後回しになってしまいますよね。。
でも実際行ってみて、「決心して良かった」と思いました。

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夜10時、ジャカルタから飛行機に乗って2時間でスラウェシ島の南端マカッサルへ。
ここから車に乗って8時間、
手つかずの原生林が残る奥深い山道を越えてタナトラジャに辿り着いたのは朝9時。
(ジャカルタ(ジャワ島)ースラウェシ島には1時間の時差あり)
こちらは夜明け前、途中の休憩所で撮った写真。
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ほとんど寝ていないのに荷物をおろしてすぐに観光に出かける私たち。
車とガイドさんのパオロさんはホテルがアレンジしてくれた。

まず私たちが向かった先は…
何故かスーパーマーケット。

ここでコカコーラ缶 2ダース x 2箱
お砂糖 1kg x 8袋
を購入。これはなぜか?… 後でご説明しますね。

そして次に向かったのがここ、お葬式会場。
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前述の通り、トラジャ人は独特の死生観を持っていて
人は生きている間と同じくらい、いえ、それ以上に死後の世界は重要と考えている。
なので死の世界の始まりとなるお葬式は、彼らにとってとにかく大切なセレモニー。
遺族は、財産をなげうってお葬式を盛大に、豪華に行うことで
故人が無事天国に辿り着き、安らかで不自由のない暮らしが出来るようにと祈念する。

年末時期だから、お葬式見学は難しいと諦めていたのだけれど
たまたま、トラジャでも有数の上流階級の方のお葬式が行われていて
TV局も複数来ていて
ガイドのパオロさん曰く、一年にあるかないかの大規模なお葬式を見学することが出来ました。
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生贄にされてしまう動物たちの会場入り行進。
既に会場には生贄がたくさんいたのに。。まだこんなに追加されるなんて。。
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トンコナン(トラジャの伝統的家屋)にある番号は、招待客が見学&待機する場所。
一番のVIPが番号1の席に着く。
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7-8日間続くと言われるお葬式セレモニー。
生贄になる水牛、豚の数は合計数百匹にもなるのだとか。
この数が多いほど裕福な家族の証拠。

ここでガイドのパオロさんが私たちの目を(・ ・)点にする事実を教えてくれた。

亡くなった方、
実は一年ほど前に亡くなっていたそう。
家族がこのセレモニーを準備する為に約1年の月日を必要としてこの日、こうして実現したとの事。
それまでなんと、棺の中のご遺体はご自宅に安置されていたそう。
トラジャ特産のイカット布(織物)に包まれて。

お葬式を行うまでは亡くなったという認識は持たずに、まだ生きていると考えられていて
話しかけたり、ご飯も毎食運ぶそう。
セレモニーを行う間、故人の配偶者は家(家の敷地内)にずっといる決まりになっていて
買い物さえ行ってはいけないのだとか。(でも今はこの伝統はあまり守られていないとの事)

そして更に… 私たちの目を点にしたのが
このアルビノ水牛。
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通常の真黒の水牛ではなく、突然変異で生まれたので希少性の高いこのアルビノ水牛。
皆さん、このタナトラジャでどれくらいの価値があると思いますか?
なんと!
驚きの300万円 / 1匹
最低でも300万円、時価1匹500万円かもしれない、とパオロさん。
車が何台買える…?

このアルビノ水牛はタナトラジャでは神格化された存在で
この水牛で土地売買が行われてしまうこともあるくらいで、お金と同じような価値を持つ。
故人を天国に送ってくれる、最も頼もしい、頼りになる天使と考えられているようだった。

この水牛が2匹いました。
ということは、、もしパオロさんの言うように1匹500万円だったら、2匹で1000万円!
確かに、、
上流階級でないと、出せない金額だと思います。

見ず知らずの私たちを快く受け入れて見学させて下さった遺族の方々。ありがとうございました。
実はここで活躍したのが
スーパーで購入したコカコーラとお砂糖。
こういった現物ものが喜ばれるのだそうです。パオロさん、アドバイスありがとう。

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鮮やかなトラジャカラーと
伝統家屋トコナン、済んだ青い空。
生贄になる動物のパレード、生贄にされてしまう現場と動物たちの悲痛な叫び。

昨日までジャカルタの日常生活だったのに
今目の前で行われているこの光景は、一体どこの世界で起こっていることなんだろう…

ジャカルタから夜中移動してきた後で寝不足だったこともあって
頭の思考回路もマヒしているし、夢を見ているような
とても不思議な感覚に包まれていた。

この日、このセレモニーの後もトラジャの観光名所を次々と見学します。
そのお話は次回にご紹介しますね。
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by unomin | 2013-01-03 14:17 | インドネシア国内旅行 | Comments(0)

クリスマス大作戦 part2

新年明けましておめでとうございます。
2013年もみなさまにとって充実した、そして幸せな1年になりますように。
本年もお世話になりますが、どうぞ宜しくお願い致します。

今年初めての投稿は、前回に続き「クリスマス大作戦」を…
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会場セッティングを終えた私たちは
19時に御客様を迎えるのに合わせてお料理の準備で大忙し。

・クリスマスらしいものを
・そして母国のクリスマス料理を

ということで料理班が相談し合って16名分クリスマス料理メニューを決定。

これは料理班班長ジャマイカ人Zのギャモン(ハム)ローストの準備風景。
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このサイズのギャモンが2つ。
それぞれが違ったソースで4時間かけてローストされることに。

これは私が担当したコテージパイ。
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ひき肉とお野菜を煮込んだラグーソーズの上に
マッシュポテトを上にのせてオーブンで焼く、イギリスの家庭料理。
イギリスでクリスマスにコテージパイは食べないと思うのだけれど
他にターキー、ギャモン、ローストビーフとお肉は充実していたのでこちらを作ることに。

そしてこれはお肉の付け合わせ野菜で
イギリスのクリスマスには欠かせないブラッセルスプラウツ。
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ランチマーケットで奇跡的に見つけることができた!
あとは主人Tからのリクエストで
チキンの南蛮 (本当は日本風のチキンもも肉のローストが作りたかったのですが。。)
おいなりさん
ターキーからの肉汁と香味野菜で煮込んだグレービーを担当。

隣の家では
お料理上手のメキシコ人女性2人が巨大ターキーをロースト。
クリスマスはフィンランドから始まったと信じて疑わないフィンランド人のA。
母国のクリスマス料理、キャロットキャセロール、
手作りロールパンとジンジャーブレッドを料理。
(←写真がなくてごめんなさい)

後は参加者がそれぞれ母国料理を色々持ち寄って、
私たちのお料理テーブルはこんな風になりました。
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上から
おいなりさん(日本)
コテージパイ(イギリス)
なすのトマトソース焼き(イタリア)
チキン南蛮(日本)
お肉の付け合わせになるお野菜(イギリス)
キャロットブレッド(フィンランド)
ジンジャーブレッド(フィンランド)
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上から
ポテトサラダ(フィンランド)
アメリカ風グリークサラダ(アメリカ)
ロシア風ローストビーフ&ローストポテト(ロシア)
メキシカン&アメリカ風ターキーとスタッフィング(メキシコ)
ギャモンロースト(イギリス(ジャマイカ人作成))
グングピーズ(ジャマイカ)
キャロットキャセロール(フィンランド)
グレービー(イギリスのレシピ)

実はこの後にデザートの
ライスプディング(ポルトガル)
レモンパイ(ポルトガル)
ボーロレイ風リンゴのケーキ(ポルトガル)
チョコレートムース(フランス)

があったのですが、食べること&ホスト業が忙しくて写真を撮る時間がありませんでした(涙)。

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クリスマスにジャカルタに取り残された私たち。
ここジャカルタでもこだわりをもって、妥協せずに頑張れば
おうちでも西洋風のクリスマスパーティーが実現できるのだということが分かりました。
友人たちのクリスマスにかける情熱はそれはそれは熱いものがあって
彼らにとって、クリスマスがいかに大切なものかということが良く分かりました。

準備は正直、すごく大変で
クリスマス当日も会場設営やずっと料理していた…
という感じだったけれど、ここまでやったという喜び
友人たちのと楽しい時間が過ごせたことで、疲れというよりも心地よい達成感が残りました。

2012年はこれで完全燃焼した気分です。
仕事的にもプライベート的にも間違いなく不完全燃焼だったのに
この満足感は何でしょう。。
この頑張りを2013年に引き継いで、いいスタートを切りたいと思っています。

長々と自分の記録的な日記に付あって下さってどうもありがとうございました。
大変失礼致しました。

UnoMin拝
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by unomin | 2013-01-02 16:05 | ジャカルタ 日々の出来事 | Comments(4)