UnoMinのインドネシア生活

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インドネシア料理には欠かせません、ケチャップマニス

サンバルとならんでインドネシア料理には欠かせない調味料、ケチャップマニス。
日本人が和食にお醤油を多用するのと同じように、インドネシア料理にたくさん使われる甘い調味料。
甘くてどろっとしていて、「原材料はいったい何?」「何でできているの?」
と思っていらっしゃる方も多いはず。

このケチャップ(ソース)マニス(甘い)を伝統的方法で作る
家族経営の小さな工場があるとのことで、先日訪れてみました。

ジャカルタ中心部からやや北寄りの華僑エリアの近くにあるこの工場。
「ケチャップマニスってこうやって作られるんだ!」
と、久々の社会科見学は新しい発見と驚きがあって、楽しかったー!
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さて早速、ケチャップマニスがどのように作られているかをご紹介。

1 黒大豆をよく洗い、日陰で3日間置き、天然カビが生えてくるのを待つ(!)。
2 その後天日干しにして乾燥させた後、水とシーソルトと一緒にこの樽に入れ1ヶ月間発酵させる。
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3 発酵が終わったらこの巨大な鍋に移して、低温でじっくり煮る。
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4 ここで黒大豆は濾されて取り除かれる。あくも取り除く。
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5 オーガニックのパームシュガーをシロップ状にして鍋に入れてとろみがでるまで煮る。
6 再度濾してからガーリックやレモングラス、ごま、八角などのハーブやスパイスを入れ低温で煮る。
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7 ハーブ、スパイスを取り除き、冷やしたらケチャップマニス完成!

大型スーパー、その他小売店には卸しておらず
ここの工場に実際に行かないと手に入らないスペシャルなこのケチャップマニス。
製造方法も、使っている材料もすべて見せてもらうことができ、安心して頂ける。

味見をさせてもらうと大型ブランドのものに比べて、こくがあるのにすっきりしている、と思った。
材料にこだわって上質ものを使っていると2代目オーナーの女性が言っていたけれど
そのこだわりが味に出ている。
元々このレシピは初代オーナーだったお母さんのものだとか。

プラスチックの容器は使わずに
(上写真の小さなプラスチック容器は、社会科見学をした私たちへのプレゼント用なので特別らしい。)
ビールの大瓶を再利用した、昔ながらのエコな方法。
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お客さんたちは”マイ瓶”持参で直接この工場に来て、ケチャップマニスを購入。
これしか購入する方法がない。
品質を下げないようにするために、現在の工場のキャパシティーを維持したいのだとか。
華僑にしてはめずらしく商売っ気がないのかも。

ジャカルタの下町でこういった小さな家族経営の工場が地域経済を支えている。
懐かしくて温かい、昭和の雰囲気だった。

ケチャップマニスにシャロットのみじん切りとレモングラス、少しのチリを入れると
これだけでとてもおいしいディップになることが判明。
お肉のグリルや煮込み料理にも使えるし
これからはここのケチャップマニスを安心してたくさん頂くことが出来るのがうれしい!
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by unomin | 2011-04-12 13:51 | ヘリテージ ソサエティー | Comments(8)

乾季の始まり?

もうしばらく雨が降っていません。
先シーズンは乾季冬季、関係なく1年中よく雨が降ったから、
こんなの久しぶりだな。
今年は乾季があるのかも。そしてそろそろ始まったかも。

今日の夕焼け。
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太陽が沈んで少し経ってから、空がどんどん赤くなってきた時の写真。
右側のほうはまだ明るくて青空が見えていた。そのコントラストが面白かった。(←写真的には白とびしていて失敗かな)
今日は風があったので、いつもよりも空気が澄んでいた。

綺麗な夕焼けを見ると、思わずカメラを向けてしまう私。
雲、空の色、空気と風
毎日違う表情を見せてくれる夕焼けを見るのは私の小さいころからの楽しみだった。
今日の夕焼けのようにほんの少しだけ紫を帯びた夕焼け空が特に好きだった。

明日もいいことありますように!
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by unomin | 2011-04-07 20:53 | ひとりごと | Comments(4)

バドゥイ村へ

インドネシアは知れば知るほどおもしろい国。
17,000以上の島からなる国土。世界第4位の人口は様々な民族から成り
言葉、文化、習慣、宗教もそれぞれ多種多様。

西ジャワバンテン州の山間部に住む少数民族、バドゥイ族ってご存知ですか?

15世紀、イスラム教が浸透してきたこの土地でイスラム教徒になることを拒み
孤立する道を選んだバドゥイ族は当時のままの生活スタイルを維持しています。
お金を使うことも、車に乗ることも、電気を使うこともせず
近代文明を取り入れない、原始的生活を今でも送っています。

ジャカルタから車で西へ約3時間行ったところにあるバドゥイ村
この村に先日主人Tが1泊2日で行って来ました*。
彼からのレポートと写真をご紹介したいと思います。

これがバドゥイ村の集落
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バドゥイにはInner Baduy(内バドゥイ)とOuter Baduy(外バドゥイ)があって
外バドゥイは外との接触が少しはあるものの、
内バドゥイの人たちは完全に鎖国状態で伝統的な生活を厳格に守っている。
これは外バドゥイの集落で、主人Tたちグループがホームステイしたのも外バドゥイ。
内バドゥイは奥深くにあって、見えない。

まるで日本の時代劇を見ているかのような村の風景。
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家事をする母、そして子供たち。
黒装束の外バトゥイと言われるように、男性も女性も常に黒っぽい洋服を身にまとい
バティックも基本的にこの濃青色でこの柄のものを身に着けている。
電気はない。でも外バドゥイの人たちはサンダルは履いても大丈夫。
逆に内バドゥイの人たちは白装束。男性は白いターバンに白いシャツ
濃紺のサロンを巻いている。内バドゥイの女性は…不明。
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この時期ちょうど米の脱穀をする祭りのようなものをやっていたようで
トントンと脱穀する音が夜通し聞こえたそう。
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橋にも文明の利器を使わない。完全に自然のものだけを使って作られている。
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徳島、祖谷にある”かずら橋”もびっくりの、木の蔦で出来た橋。
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主人Tたちはラッキーなことに、内バドゥイの人たちと会えてお話しする機会があったそう。
内バドゥイの人たちの写真はここでは掲載できませんが
これだけはいいかな…
彼らの足。ロードオブサリングス(指輪物語)のホビット族、本物版、現代版です!
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肉厚の大きな足。
車やバスに乗ることはもちろん、靴やサンダルを履くことを許されていない内バドゥイのひとたち
ジャカルタに行商に行くときは、この足で3日間かけて歩きます。
行商では内バドゥイで作られたはちみつやイカットなどを売り、
これで得た収入で不作だった時に米を買う為のお金を貯えているのだそう。

イスラム教徒でもない、ヒンズー教徒でもなく仏教徒でもない、
独自のアミニズムを信仰する彼らは21世紀の物質文明の真隣で
ひっそりと独自の生活スタイルを守り続けている。

こういうウルルン体験、インドネシアでは他でもたくさん出来るんだろうな。
素晴らしいですよね!



*バドゥイ村には専門のガイドさんの案内がないと行くことが出来ません。

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by unomin | 2011-04-06 00:34 | インドネシア国内旅行 | Comments(14)