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UnoMinのインドネシア生活

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運転手さん解雇事件

ジャカルタに引っ越してきて
”最も不思議な体験”の筆頭はやはり、
お手伝いさんと運転手さんを雇うという事。

地域に貢献できるという理由で
私たちもお手伝いさん(住込みではない)と運転手さんを雇っています。
最初はこういう格差社会に自分が関わっていることに対して
正直居心地の悪さを感じていたのだけれど
雇用者である彼らから
「ずっとジャカルタにいてね」
と言われた時は、
ー 微々たるものながら彼らに仕事を提供出来ている
ー そして彼らが私たちのところで働く事を良く思ってくれている
という事を知ってからは
これで良かったのだ、と思えるようになりました。

でも文化の違い、国境を越えた人と人とのつながり、雇い主と雇用者と関係。
一筋縄ではいかないのがやはり世の常なのでしょうか。

日本に一時帰国をする直前の半月前
約4ヶ月お世話になった運転手さんを解雇する事になりました。

理由は複数あったのですが
一番大きな理由は
私たちがジャカルタにいない時に私たちの車を持ち出そうとしていた事
そして
彼から告白された事
です。

告白に関してはどれだけ真剣味を伴っているものなのかが疑問なのですが
何度も好きと言われ、無視しても断っても
何度もお誘いめいたことを言われる羽目になり
これは良くない状況、とドライバー派遣会社エージェントに相談をしたところ
かなり立腹したそのエージェントの担当者(インドネシア人)は
その話を聞くやいなや彼を解雇。
色々あったとはいえ、お世話になったし、セカンドチャンスをあげてもいい
と思っていた私たちの意見など全く聞かずに解雇となりました。

間接的であるとはいえ
このような結果を招いてしまった原因は私にもあり、と反省しています。
外国に住んでいる以上
日本人の代表として現地の人たちと接しないといけない、
無礼な態度ではいけないと
極力フレンドリーに接する事にしていた私。
インドネシア語の勉強になるからと、色々お話したりしてしまった。

しかしこの"フレンドリー"がアダになってしまった。
フレンドリーは大切、でも雇い主と雇用者の境界線、距離
これをしっかりはっきり保たないといけなかった。

フレンドリーと境界線の維持、このバランスを保つのが難しい。
でもお互いが嫌な思いをしない為にはとても必要な事。
運転手さんだけではなく、お手伝いさんも同じ。

途上国生活特有の悩みを抱え
次のドライバーさん(←とてもいい人)とはお互いに嫌な思いをしないように
しなければ、と思う私です。
by unomin | 2009-04-18 00:15 | ジャカルタ 日々の出来事